主装置の価格相場!構内交換機とは

ビジネスフォン価格

ビジネスフォンには”内線電話機(多機能電話機)”と”主装置”の主に2つの設備が。内線電話機は家庭用電話機に沢山のボタンがついただけと、イメージしやすいと思います。対して、主装置について知っている方は少ないのでは?

ビジネスフォンにおいて内線電話機はあくまで子機のようなもの。主装置があるからこそビジネスフォンとしての機能、性能を発揮できます。重要な設備なだけに、内線電話機と比べて主装置の価格相場というのはちょっと割高です。

そこで、今回はビジネスフォンの主装置とはどんな設備なのか、また価格相場についてもご紹介しましょう。

1.ビジネスフォンの主装置とは?

ビジネスフォンの”主装置”と言われて、ピンッとくる方は少ないでしょう。ビジネスフォンを導入していても、「主装置ってなに?」とまったく知らない方もいるほど。では、ビジネスフォンにおける主装置の役割について詳しくご説明しましょう。

主装置とは”構内交換機”のこと

主装置とは”小型の構内交換機”のことを指します。

主装置(構内交換機)とは”複数の電話線を、複数の電話機で共有する”ためのもの。NTTの基地局などにも大型の構内交換機のような設備があり、担当地域一帯の電話(外線)同士を接続(交換)しています。

家庭用電話機だと1本の電話線に対して1台の電話機が必要に。電話機を10台,20台と用意するには、電話線も10本,20本と必要です。これでは対応する電話線(番号)にしかかけられない上に、維持費も高くつきます。

その点、ビジネスフォンの主装置であれば、1本の電話線を3台の電話機で共有することも。さらにオフィス内の電話機同士であれば、主装置を中継しての内線通話もできます。維持費はもちろん、通話料も抑えられる訳です。

主装置には外線数と内線数に上限が

複数の電話線を、複数の電話機で供給できる主装置ですが、機種によって”外線数と内線数には上限”があります。ビジネスフォンに採用される一般的な機種だと、外線が12回線に対して内線(電話機)は82回線まで。

小規模なものだと外線が4回線に対して内線は26回線まで。大規模なものだと外線が192回線に対して内線は768回線のものも。あくまで一例ではありますが、ビジネスフォンを導入するのなら主装置の性能は重要です。

主装置の性能(機能)を選ぶ基準

先述した通り、ビジネスホンにおいて主装置の性能は重要なポイントです。

ビジネスフォンの台数

ビジネスフォン(内線電話機)の台数は”社員数+会議室(多目的室)の数”でおよそ決まります。例えば、社員数が10人に、会議室などが3室あるのならビジネスフォンは13台を基準に。さらに環境に合わせて調節します。

外回りの社員が多いのなら、電話対応しない社員が多いのならビジネスフォンの台数は減らせるでしょう。オフィスによっては部署ごとに、グループごとに1台だけ設置しているところも。上手に調節すればそれだけ価格を抑えられます。

外線数の本数

外線数(番号)の本数は”社員数の3分の1+代表(社長)”を基準に決めるのが一般的です。例えば、社員数が10人であれば3,4回線もあれば。ただし、外線数はオフィスの環境や、業務内容によって大きく左右されます。

電話からのお問い合わせがほとんどないのなら、外線数は2,3回線もあれば十分です。反対に、コールセンターのように電話でのお問い合わせが中心であるなら社員数だけ欲しいところ。回線数によっては維持費を抑えられます。

2.ビジネスフォンの主装置の価格

ビジネスフォンの台数、外線(番号)の回線数など主装置に求める性能のイメージはできましたか?そこで気になるのは、「主装置(構内交換機)っていくらするの?」ということ。では、主装置の価格相場をご紹介しましょう。

主装置の価格相場

メーカーや機種にもよりますが、主装置の価格相場は”20万円〜/台”です。

価格相場が”〜(から)”というのは、同じ機種でも業者(販売店)によって価格設定に差があるため。A社で20万円でも、B社だと25万円のことも。反対に、C社には割引があって15万円で導入できることもあるかもしれません。

もし、ビジネスフォンの導入を検討しているのなら、”少なくとも3社以上”から見積もりを取るようにしましょう。相見積もりを取ることで各業者の価格を、サービス内容を比較できます。少しでも安く、かつサービスのいいところを選べます。

中古を購入するリスク

ビジネスフォンの導入方法として、新品の他に”中古”という選択肢もあります。

新品と比較して、中古ビジネスフォンの価格相場は半値以下と。少しでも価格を抑えたいのなら、中古ビジネスフォンというのは魅力的な選択です。事実、多くの方が中古を選択し、市場規模は新品にも引けをとらないほど。

しかし、あくまで”中古”なので、どうしても”故障するリスク”が高くなります。特に主装置は精密機器なので、使用するほどに劣化して故障しやすく。せっかく安くで導入できても、頻繁に故障したのでは修理費が高くつくのです。

3.まとめ

今回は、ビジネスフォンに欠かせない”主装置”とは何か、価格相場と合わせてまとめてみました。主装置とは”複数の外線を、複数の内線電話機で共有”するためのもの。主装置があることでビジネスホンならではの内線が使えます。

  • 主装置の価格相場…20万円〜/台

主装置の価格相場は1台あたり20万円からと。機種によって、性能によってはさらに高くなります。反対に、適切な外線数、電話機の台数に絞れば価格を抑えることも。紹介した内容を参考に、主装置の適切な性能を検討してください。

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